秋の片鉄ロマン街道サイクリング
実施日 2010年10月31日


企画は昨年からありました。なかなかタイミングが合わなくて、やっと先日『片鉄ロマン街道』をサイクリングすることができました。『片鉄ロマン街道』は片上鉄道が廃線となり、その線路沿いにサイクリングロードを再整備されたらしいのです。鉄道が通っていたので、比較的アップダウンの緩やかなコースになっている。それに所々に片上鉄道の施設が残されているそうである。
走る前から心ウキウキとなる!楽しみにしていたサイクリングである。
往路

31日は台風一過を期待していたのですがねぇ〜
天気予想では夕方から雨!との事だったので
その予想を信じてサイクリング決行!しかしぃ〜・・・(^^ゞ

9時に備前サイクリングターミナル集合だったので
一般道を通って行くつもりで7時半に家を出る。
途中で気が変わり体力温存を考え、高速で行く事に
早速早島ICに向けてハンドルを切る。
スピードを抑え、走行車線を走って和気ICへ向かう

PAに寄って休憩しながらでも、30分ほど早く到着する。
サイクリングターミナル内に入り借りる自転車を物色。
ただ一台の多段変速の自転車を借りる事にした。
ママチャリでは、完走は不可能なので・・・

担当の人が「パンクしたらココに電話してな」とメモ用紙を出し
「携帯の方がえぇ〜のぉ〜!」と、嬉しい岡山弁で言ってくれた。
どこまでも自転車を持って、迎えに来てくれるそうだ!
ココはレンタル料は無料なのに、すご〜い!ビックリである。
そして心強い気持ちになってスタート。


ネットでみた建物だ!と感激のするのに、うっかりと
写真を撮るのを忘れてしまうところだった。
自転車の写真は撮ってないものなぁ〜!(帰りで撮る)

なんでココまでダラダラと長〜い前振りを書くか?
それはサイクリング途中の話題が全く無いのである。
撮影した写真も数枚だけしか無い。
雨が降るまでに帰って来れるように、行きはとにかく
わき目も振らずに一心不乱にペタルをこぐ、コグ、こぐ!
撮りたい風景は山ほどあったのですけど!


途中に何箇所か昔の駅舎を残してある。
撮影したのはココだけ!

その甲斐あってか?2時間チョイで30数キロを走破。
走っている途中で後から出発のグループに抜かれる。
自分的は、かなり速いスピードでこいでいたのだけれど
あっちゅう間に置いて行かれる!追い抜いて行った
グループには女性もいたのになぁ〜!!!
そんなに苦労したのに、着いた直後から雨がパラパラと
夕方から雨では無いのか?まだ午前中なのに・・・
ホントに当たらない天気予想だ!
裏庭で下駄でも飛ばして予想しているだろうな?


最終目的地の吉ヶ原駅舎

柵原にて
前々からこの場所だけは知っていた。しかし足を踏み入れるのは初めての事。
私は鉄ちゃんでは無い。そんな私でも時間を忘れて、夢中でシャッターを切り
アチコチと歩きまわっている。
最高の場所でした!!
これならサイクリングで行くって趣旨に反するかもしれませんが
車でも訪れたいですね。
まず最初に訪れたのが鉱山公園内ある『柵原町鉱山資料館』

入ってすぐのところに土産物売り場あり、私が最近興味を持っている
『パワーストーン』が比較的安い価格で売られていた。

      
資料館入口前にある硫化鉄鉱石の塊
かなり大きくて圧倒される。

資料館の中に入って行くと

いきなり、こんな昭和30年代が迎えてくれる。

他には

30年代の台所である。
その他には何でも揃っていた店(その当時のコンビニ?)や
自転車屋・Bar・ホルモン屋等々私には懐かしい情景
ここへ是非一度足を運んで、実体験をして頂きたいですね。
中年の人は若い頃にタイムスリップ出来るし
若い人には、自分の親たちの子供の頃の情景に出会える。
ホントここはお勧めですよ。
全部写真を公開したいですけど、それじゃぁ〜行く楽しみが
激減してしまうので、写真の公開は差し控えます。


ここを抜けて次のコーナーに進むと当時の鉱山の情景を再現
してあり理解を深められる。こちらの方も行って楽しみって事で
1枚だけにして他の写真の公開は差し控えます。



満足して外に出ると

こんな風景が迎えてくれる
何も解説しないで何枚か並べます。









      


上に見えている車両の中です。
鍵をかけてあって乗る事は出来ないのですが、片上鉄道保存会の
代表幹事の森岡さんが、私たちだけの為に鍵を開けてくださいました。
感謝です!ありがとうございました。


なんか運転手になったような気持ちで撮影しました。
もちろん中の装置には手を触れませんでしたよ。
森岡さんとの約束ですからね。


いろいろ見て歩くとお腹がすいてきた。
いや!サイクリングしているのに、お腹がすかないわけが無い。
走っている時から、お腹はグ〜〜〜グ〜〜〜と主張していました。
柵原(美咲町)と言えば、今の旬はこれでしょ!
って事で自転車を2〜3分ほど走らせる。
これで500円、6種類のタレを一通りかけて食べ、後は自分のお気に入りで
食べるのが良いそうだ。私のお気に入りは『ラー油・ねぎ』だ。
最近辛いものが大の好物になっているので当たり前の選択になる。
調子ぶっこいて、お代わり(100円)をして半分くらいから苦しくなってきた。
美味しく頂くには、最初の一杯だけにした方がいいですね。

復路
片鉄の車両を見ている頃から、雨がポツポツと降り出して、たまごかけ
ご飯を食べに行く頃には本降りになってきた。
帰る時には雨の中を自転車を走らせることになり、最初に予定していた
のんびり撮影をしながら帰る!って計画がおじゃんになってしまった。
ただひたすら痛いケツと格闘しながら、備前のサイクリングターミナルを
目指して、こぐことになってしまった!
帰りの様子を書こうにも、カメラを出すのもためらうような雨。
何もありません。カッパのフードの中では、私の荒い息が聞こえるだけ!
さすがにこんな雨の中サイクリングしている人はいない。
行きには多くのサイクリストたちが挨拶を残して走り去ったけど
帰りは私たち二人だけの貸し切り状態!これはこれで満足かな??


唯一帰りの休憩の時に撮影した、今回の我愛車!
なかなかカッコえぇ〜!ですが、問題も数多い。
前のギアが3枚あるけど、変速ができなくて真ん中のギアに固定
その変速装置部分とチェーンがこすれて嫌な音&少し抵抗になる。
後ろの車輪の芯がずれており、こぐと車輪が左右にブレる。
リヤーギアは6枚あったのですが、ギアを切り替える部分が非常に
堅くて特に大きな歯の方へ切り替える時に相当な力が必要。
けっこう気になったのが、切り替えて実際にギアが切り替わるのに
長いのでは2〜3分は掛かり、忘れた頃にカクって切り替わる。
一緒に行った友人がスイスイとこいで、ドンドン距離を離して行くのを
一生懸命に追いかける!ホントにいろんな負荷のかかった重い自転車でした
でも無料で借りたので、文句を言っちゃぁ〜罰が当たりますね。
それはいい思い出になると思う。最初から完璧だったら面白みが無い。

雨は降らない方が楽であったと思うけど、でも体温の上がるのを
防いでくれたので、それだけは許せるかな?

行きの時に何組かのサイクリスト達に抜かれた事は書きましたが
その全ての人達が、抜く時に何か一言掛けてくれるのです。
もちろん抜くだけでなくすれ違うサイクリストも同じ。
あちらは本格的な服装と最高のバイクで、私といえば普通のジーパンに
ジャンパーって不真面目に見える格好なのに、仲間として認めて
挨拶をしてくれるのが、今回すご〜っく嬉しかったです。
それに道沿いの住民たちも笑顔で挨拶をしてくれるし
自転車道を横切る車も、きっちり止まって私たちを行かせてくれる。
自転車道ってハードだけでなく、住民の暖かい理解があるのも
片鉄ロマン街道の最高の財産かな?素晴らしい自転車道です。

もう少しコンディションのいい時に、また行きたいです。
ケツが痛くて、自転車が重かったけど懲りない私って???
更新:2011.1.9